「寝落ちするメンバーは作るな!」
「寝落ちするメンバーを起こす方法を知りたいと思っているそこのあなた」
は引き返そうとしただろう。
しかし、待ってほしい。
毎回寝落ちするような人がいるときに、
「その人をその都度毎回起こすこと」ははたして効率的だろうか?
そもそも寝落ちするメンバーがいなくなればこれほど効率的なことはないだろう。
寝落ちを直せない人はどのような心理状態なのかを、「アドラー心理学」によって紐解きます。
今回は、そもそも寝落ちするメンバーを減らすという方法を3種類伝える。
アドラー心理学とは
目的論
アドラー心理学には物事には必ず「目的」があるとする考え方があります。
一般に見られる、いわゆる「原因論」では引きこもりを題材とする場合
「引きこもる」(事象)
「第三者との関わりを怖がっているから」(原因)
となります。
一方のアドラー心理学における「目的論」では
「引きこもる」(事象)
「関心を引いて腫れ物のように扱ってもらいたい」(目的)
といったような、目的が存在するとする考え方です。
これに従うと、本当の対策が見えてきそうではありませんか?
寝落ちする目的と対策
この目的は個人により異なってしまいますが、
考えられる原因に対して、それぞれの対策を示しておきます。
- 寝落ちするほど頑張っているとアピールしたい
- 寝落ちすることで構ってもらいたい
- 寝落ちするほど体調が悪いからミスしても仕方がないんだと思いたい
寝落ちするほど頑張っているとアピールしたい
ではなぜ頑張っているとアピールする必要があるのでしょうか?
ギルドのメンバーに対して、組織的に奮励させている。
これは一番悪いパターンなので、一番上に書きました。
それの一番わかりやすい例は「ノルマを設定する」
各々ゲームをどれだけ頑張るつもりなのかという量が違います。
その中で一律にノルマを課す行為は多くのギルドの場合で適さないです。
これは、「ギルド目標は~日以内にレイドクリアを目指す」のようなものでもノルマなので注意が必要です。
「これぐらい楽勝でしょ」というのはあくまであなたの感覚です。
カジュアルなギルドを目指すなら、ノルマのような考え方はやめましょう。
ギルドのメンバーに付き合わないといけないと思わせている。
これは「レイドを頑張って行きたいんだよね」って言っている組織でやりがちです。
この発言とともに並べて「任意参加」なんて言ってもムダです。
組織的に言ったらこれは無言の圧力になります。
対策
外部から努力を促す発言は控える。
あくまで自分で頑張りたいと思わせる。
寝落ちすることで構ってもらいたい
ではなぜ構ってもらいたいと思うでしょうか。
コミュニケーション不足
日常会話という意味ではありません。
ギルドメンバーのプレイを褒めましたか?
「よろしくね。おつかれさまでした。解散」
これだけで済ませていませんか。
対策
「日中どう過ごしてた?」ぐらいのことでもいいから話しかける。
「寝落ち関係なく」~でのプレイング良かったよと伝える。
この時に気をつけることは「眠い中」わざわざありがとう とは伝えないこと。
相手は「眠がっているから構ってもらえた」と思います。あくまでインした一発目の眠そうにする前から構ってください。
寝落ちするほど体調が悪いからミスしても仕方がないんだと思いたい
では、なぜミスしても仕方がないと思いたいのでしょうか。
ミスした時に責められる環境だから
責められたのを、眠かったから仕方がないと思い心理的負担を軽くしたいと思われてるならば、
これは組織として大問題ですね。
こちらの場合は、相手に合わせて適切なフィードバックが出来てないということです。
意識すべき伝え方は以下にまとめてありますのでぜひこちらの記事もお読みください。
自分が失敗することを許せないから
これの場合はだいぶ難しい対処を求められます。
「失敗することを惨めに思うから」
なぜ惨めに思うのか?
「他の人と比べて、自分の失敗が多いから」
失敗する自分を惨めに思うための比較先があり、
比較するななんて言ったところでそうそう変わらないからです。
なので、寝落ちする人に
「頑張ってるのは知ってるけど、他の人とは比較もせずに、結局自分が出来るようになるしかないんだ」
と伝えるぐらいしかないでしょう。
寝落ち習慣の改善
寝落ちするという行為にまで陥っている人は以下の習慣になっているので、
別途それを治す必要はあります。
習慣となっている状態
- 日々の睡眠時間が短すぎる
- 食後の血糖値上昇
寝落ち対策
- 睡眠時間を1~2時間長くする習慣を付ける
- 日中に15~20分程度昼寝する
- ストレッチをする
- 夜は眠る準備時間にする
まとめ
寝落ちしている人がギルド内にいることは、他のギルドメンバーの士気を削ぐことにもなるので、
出来ることならば、組織的に対応しておくことをおすすめしておきます。
良いギルドだから頑張りたいと思い、良い結果が生まれる。
個人という単位でも組織という単位でも良い環境を作りましょう。